「あしたのジョー」実写映画化。ジョーの永遠のライバル、力石徹には「十三人の刺客」での好演はもとより、大河ドラマ「龍馬伝」の高杉晋作役が記憶に新しい伊勢谷友介。それから40年。監督は曽利文彦。。
リアルと最新CGの融合で原作の世界を映画に昇華させる。ビートルズが解散し、アポロ13号が打ち上げられたころ、日本人の心をひとつにした漫画があった。力石の身を案じながら、ジョーへの思いも感じさせる難役を上品に演じる。高森朝雄が書き、ちばてつやが描く野性のケンカ屋・矢吹丈とエリートボクサー・力石徹の命を懸けた戦いに全ての人が熱狂し、その人気は社会現象と化した。ヒロイン・白木葉子には、"海猿"シリーズや「パレード」などで女優としての進境著しい香里奈。
主題歌には、宇多田ヒカルが「Show Me Love (Not A Dream)」を提供。満を持してのスクリーン復活で、日本で最も有名なキャラクターになりきる。無類のボクシング好きで知られる香川が「劔岳 点の記」、「20世紀少年」、「SP」と重ねるキャリアの全てを段平役に懸ける。主人公・矢吹丈には「クロサギ」で映画界に新風を巻き起こし、トップスターに昇りつめた山下智久。日本映画の枠を超えた役へのアプローチは、映画に圧倒的な説得力を与えている。
ふたりは数カ月に渡る肉体改造で、体脂肪率4%前後のプロをもうならせるボクサー体型を獲得。他にも、勝矢、杉本哲太、倍賞美津子、津川雅彦らが脇を固める。舞台となる昭和の下町を5000㎡のオープンセットで完全再現。この勇気ある賭けに挑むのは現代最高の映画人たち。この漫画史上最高傑作と謳われる魂の伝説を実写でフィルムに焼きつけるという野心的な挑戦が行われた。
Posted by フック | 2010年12月 2日 11:47 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)